KH-21使用例

ケイエイチ・ファクター

使用例

病院等の医療機関

ご注意

KH-21のご使用は、各医療機関の洗浄に関する規定などがございましたら、その規定に従ってご使用ください。

洗浄剤『KH-21』の除菌効果は溶解後12時間過ぎたあたりから緩やかに下降します。病院等で、除菌効果を求められますものについてはその都度溶液を作っていただけるようお願いします。 洗浄力は、約1週間(90%)保てます。 ※資料の使用希釈倍率は汚れの質・状態等より増減します。

一般的な洗浄

  1. 洗浄浸漬槽
    1. 洗浄槽の容積28L .洗浄水の温度30度
    2. 洗浄液の洗浄剤KH-21の希釈倍率は100倍とします。 1回の使用量は250g
    3. 洗浄液を作るには、40度~60度の温水で溶かしてから洗浄槽に入れてください。
    4. 洗浄時間(浸漬時間)6分で剥離洗浄いたします。
  2. 濯ぎ槽
    1. 濯ぎ槽の濯ぎ水の温度は30度
    2. 濯ぎ時間6分
  3. 洗浄物
    1. 洗浄物はカンシ、カンシ立て、トレー等です。

(注)浸漬槽・濯ぎ槽の水温は30度以上になればなお洗浄剤KH-21の効果を発揮することができます。

チューブ類の洗浄

★ご注意★

画像をクリックするとカラー表示となります。血液による汚れがありますので、ご理解をいただける方のみご覧ください。

1)チューブ洗浄前
2)洗剤投入
3)浸漬
4)濯ぎ
5)濯ぎ完了
6)エアで乾燥

超音波洗浄機による洗浄

※シャープ社製超音波洗浄機を想定して水量・KH-21(洗浄剤)の量を表示しています。あくまでも目安ですので、ご使用の洗浄機にあわせて量の変更をしてください。

『KH-21』をお湯で溶解

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洗浄機に投入
  1. 洗浄浸漬槽
    1. 洗浄槽の容積28L .洗浄水の温度30度
    2. 洗浄液の洗浄剤KH-21の希釈倍率は100倍とします。 1回の使用量は250g
    3. 洗浄液を作るには、40度~60度の温水で溶かしてから洗浄槽に入れてください。
    4. 洗浄時間(浸漬時間)6分で剥離洗浄いたします。
  2. 濯ぎ槽
    1. 濯ぎ水の温度は30度
    2. 濯ぎ時間5分
  3. 洗浄物
    1. 洗浄物はカンシ、カンシ立て、トレー等です。
浸漬槽・濯ぎ槽の水温が30度以上あれば、いっそう洗浄剤KH-21の効果を発揮することができます。

医療用器具の洗浄

『KH-21』をお湯で溶解

>>

『KH-21』をお湯で溶解
  1. 洗浄浸漬槽
    1. 浸漬槽の容積は 42m3(25cm×45cm×38cm) 洗浄液の温度は 40℃
    2. 洗浄液の洗浄剤KH-21の希釈倍率は100倍とします。 1回の使用量は375g
    3. 浸漬槽の水温40℃以上ありますので洗浄剤『KH-21』を直接投入してかきまぜてください。
    4. 洗浄時間(浸漬時間)は8分間で剥離洗浄をいたします。
  2. 濯ぎ槽
    1. 濯ぎ水の温度は30度
    2. 濯ぎ時間は5分 ※浸漬槽の洗浄液の交換目途について 洗浄剤『KH-21』の剥離能力を確認していただき、洗浄回数を増やすことは可能です。 ※剥離分解タイプですので濯ぎ時間を短縮することが可能です。
浸漬槽・濯ぎ槽の水温が30度以上あれば、いっそう洗浄剤KH-21の効果を発揮することができます。

手術後の洗濯(クリーニング)

15~20分漬け置き

お湯を6分目まで入れ『KH-21』を直接投入します。血液のついた手術着を浸漬洗浄します。
  1. 浸漬層の容積は35m3
  2. 浸漬槽の水温は60℃
  3. 洗浄剤『KH-21』の希釈倍率は約150倍といたします。
  4. 『KH-21』は60℃の温水の入った浸漬槽に直接投入してかき混ぜてください。 1回の使用量は250gとなります。
  5. 浸漬槽に15分~20分漬け置き剥離させます。
  6. 洗濯機で水洗いをし、脱水機によって脱水後、乾燥機に入れて仕上げます。
  7. 『KH-21』の場合は剥離タイプの洗浄剤でありますので手もみの必要はありません。(汚れの状態にもよりますので、実験の必要あり)
  8. 血液は微生物分解により痕跡を残しません。

スリッパの洗浄

浸漬槽に15分漬け置き

  • 洗浄剤『KH-21』の希釈倍率は約100倍を目途とします。
  • 浸漬槽に15分漬け置き、汚れを剥離させます。
  • 洗濯機で水洗い(濯ぎ)をして仕上げます。
  • 濯ぎ後自然乾燥でも除菌・消臭しておりますので良いです。

カストの清掃

  • 洗浄剤『KH-21』の希釈倍率約200倍を目途とします。
  • スプレーでカストの内外に吹き付け塗布いたします。3~5分の剥離タイムを置き、その後水で濯ぐか、タオルなどで拭き取ってください。
  • 除菌消臭効果も持続します。
  • 従来の作業より効率的かつ手荒れの心配もありません。 (作業場のカストについて除菌効果の検査をしていただければなお良いです)
スリッパの浸漬洗浄
  1. 洗浄作業直前、スリッパ洗浄用の容器にお湯30Lを注ぎます。KH-21を150g投入しよくかき混ぜます。(素手では混ぜないで下さい。)
  2. 従来通り、スリッパを浸漬させます。
  3. 15分程度浸け置きしてください。
  4. 洗濯機で、濯ぎ・脱水のみ行います。
呼吸器類の浸漬・洗浄
  1. 上記の容器に40℃~60℃のお湯を張ります。
  2. KH-21を専用の容器で120g投入し、よくかき混ぜ溶解させます。(素手では混ぜないで下さい。)
  3. 被洗物を浸漬します。時間は従来通り行ってください。
  4. 洗浄後は、よく濯いでください。
注射器類の浸漬槽
  1. 上記の容器に40℃~60℃のお湯を張ります。
  2. KH-21を専用の容器で100g投入し、よくかき混ぜ溶解させます。(素手では混ぜないで下さい。)
  3. 被洗物を浸漬します。時間は従来通り行ってください。
  4. 洗浄後は、よく濯いでください。

ビルメンテナンス・日常のお掃除

ご注意

資料の使用希釈倍率は汚れの質・状態等より増減します。

ガラス・鏡の清掃

  1. KH-21溶液の作り方を参考にして、800~1000倍の溶液を作ります。
  2. 適当なスプレーボトルに溶液を入れ、汚れにスプレーします。
  3. KH-21溶液を汚れになじませるためしばらく(約3分ほど)待ちます。
  4. 雑巾で汚れを拭き取ります。空拭きは必要ありません。ただし、溶液が濃すぎるときに白く残ることがありますのでその場合は空拭きして下さい。

右の写真は鏡の洗浄例です。鏡面についている手垢がきれいに落ちていることがわかります。 静電気防止効果があるので、汚れ・ほこりの再付着をふぜぎます。

カーペットの洗浄

KH-21溶液の作り方を参考にして、50~200倍の溶液を作ります。(液温は高いほうが効果があります)

  1. 集塵機でカーペット上の埃を集塵します。
  2. スプレーにてKH-21溶液を噴霧し3分~5分程待ちます。
  3. シャンピングポリッシャーやブラシを使い汚れを浮かせます。
  4. 汚水をバキュームで回収しカーペットを起毛させ終了です。
床面タイルカーペット・ラバーカーペット
  1. カーペットバキュームをかけます。
  2. 用意した200倍の希釈液をスプレーなどで、特に汚れのきつい箇所には別に用意した100倍希釈液を塗布し、約2分間待ちます(この時間が汚れを剥離分解させる重要な時間です)。
  3. 次にクリーニングマシンまたはメンパッド、ヤーンパッドを取り付けたポリッシャーで洗浄します。
  4. カーペット用W・グルーマーなどで整毛します。
  5. 自然乾燥させます(時間短縮の為ファン乾燥もOKです)。

写真は事務所にて実験的に洗浄を行った結果です。 静電気防止効果があるので、汚れ・ほこりの再付着をふぜぎます。

トイレの洗浄

KH-21溶液の作り方を参考にして、200~300倍の溶液を作ります。(液温は高いほうが効果があります)

  1. KH-21溶液をスプレーボトルに入れ便器にスプレーする。
  2. KH-21が汚れに良くなじむように3分~5分待つ。
  3. スポンジ等で汚れを落とす。
  4. 水で流して終了です

毎日使用することにより、尿石・水垢・さび等が落ち、また排水管の内部の汚れも落とします。 バクテリアに対しては全く影響が無いので、浄化槽式のトイレにも安心して御使用いただけます。

ワックスの剥離作業

KH-21溶液の作り方を参考にして、10~50倍の溶液を作ります。(液温は高いほうが効果があります)

  1. KH-21溶液をスモップにて床面に塗布する。
  2. KH-21が汚れに良くなじむように3分~5分待つ。
  3. ポリッシャーで汚れを落とす。
  4. 汚水を回収して水拭きをして終了です

一般の剥離剤の場合床面に塗布した際大変滑りやすく転倒事故の危険がありますが、KH-21の場合滑らないので安全に作業ができます。 また、大量の水による濯ぎの必要もありませんので、節水や作業時間の短縮にもつながります。

テント清掃

KH-21を噴霧器にて塗布

ブラシにて拭き取り

乾燥

什器、備品の洗浄

  • モップ又は雑巾の汚れは洗浄液(『KH-21』200倍希釈液)を入れた容器に漬け置きして下さい。5~10分後にしぼるか又はそのままにして翌日しぼって使用いてください。汚れは剥離、分解により落ちております。
  • 洗浄剤『KH-21』の希釈倍率200倍を目途とします。
  • スプレーで什器、備品に塗布、3~5分の剥離タイムの後タオル等で拭き取って下さい。
  • 床に流れ落ちた『KH-21』の洗浄液は床の清掃と合わせて拭き取ってください。

床、壁面の清掃

  • 洗浄剤『KH-21』の希釈倍率200倍を目途とします。 (毎日の清掃であれば300倍~400倍の希釈倍率でも結構です)
  • スプレーで床、壁面に『KH-21』洗浄液を塗布して3~5分の剥離タイムを置きます。
  • モップ又は、雑巾などでスプレー塗布した個所をふきとります。

除菌効果

KH-21除菌効果試験結果

験菌 測定 試験液1mlあたりの生菌数
大腸菌(O157:H7) 接種直後 4.1×106
作用5分後 4.4×104
作用20分後 <10
作用60分後 <10
黄色ブドウ球菌 接種直後 2.0×106
作用5分後 5.0×106
作用20分後 4.9×105
作用60分後 <10
サルモネラ 接種直後 3.1×106
作用5分後 1.2×104
作用20分後 <10
作用60分後 <10
腸炎ビブリオ 接種直後 1.1×105
作用5分後 <10
作用20分後 <10
作用60分後 <10
レジオネラ菌 接種直後 7.8×106
24時間後 2>
MRSA 耐性メチシリン黄色ブドウ球菌 接種直後 6.0×106
24時間後 2<105
VRE バイコマイシン耐性陽球菌 接種直後 4.3×103
24時間後 <10
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